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バレンシアガ (BALENCIAGA)

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スペイン生まれのデザイナークリストバル・バレンシアガ (Cristobal Balenciaga)によって設立されたファッションブランド。現在はパリ(フランス)を本拠地としている。
シャネルは「自分でデザインし、パターンを起こし、縫製し、全てをこなすただ1人のクチュリエ」とバレンシアガを評した。無駄な線を廃した優れた縫製により、シンプルだが構築的シルエットを特徴とし、20世紀のファッションに大きな影響を与えた。
特にチュニックドレス、サックドレスなどはクリスチャンディオール (Christian Dior)とは対照的に、ウェストを締め付けないゆったりしたデザイン、首筋や手首を見せることで際だたせるエレガントなスタイルでモード界を席巻。「クチュール界のピカソ」「クチュリエ中のクチュリエ」「デザイナーの王様」などとも評された。
またバレンシアガのメゾンユベール・ド・ジバンシィ (Hubert de Givenchy)、アンドレ・クレージュ、エマニュエル・ウンガロら20世紀を代表するデザイナーを多く輩出した。

現在ではグッチ (Gucci)グループの傘下にあり、オートクチュールからプレタポルテのメゾンへ移行、ニコラ・ゲスキエール (Nicolas Ghesquiere)がチーフデザイナーを務めている。
歴史
1915年
クリストバル・バレンシアガ (Cristobal Balenciaga)によってサン・セバスチャンで創立。パリの流行を取り入れたスペイン人向けのウェアが貴族の間で評判となる。
1919年
パリオートクチュールコレクションに参加。
1936年
スペイン王朝が倒れたため、顧客のほとんどを占めていた富裕層からの注文が激減し、倒産に追い込まれる。拠点をパリ(フランス)に移す。
1937年
パリのジョルジュサンク通りにメゾンを設立。パリプレタポルテ・コレクションに参加。
1938年
ゲピエ・ルックを発表。
1939年
ウール生地による「黒いドレス」シリーズを発表。
1945年
四角い肩に、狭めたウエストラインのウェアを発表。
1948年
スリムなペンシル型のパネル・スカートを発表。
1951年
パレルラインのスーツを発表。
1953年
香水「ロー・フレッシュ」を発表。
1954年
iラインのドレスを発表。
1955年
チュニックドレスを発表。
1957年
ベビードール・ルック等を発表。
1958年
サックドレスを発表。
レジョン・ドヌ−ル勲章を受賞。
1967年
スクエアショルダーのスーツを発表。
1968年
春夏コレクションの後、社会変革をきっかけとして、香水部門以外のメゾンを突然閉鎖する。
1972年
3月23日、スペインのバレンシアで創立者クリストバル・バレンシアガ (Cristobal Balenciaga)が死去。
その後ジャック・ボガート(Jacques Bogart)社によって香水ブランドとして継続する。
1987年
ミシェル・ゴマをデザイナーに迎え、プレタポルテコレクションを再スタート。
1993年
アントワープ王立芸術アカデミー出身のジョセフュス・メルキオール・ティミスター(Josephus Melchior Thimister)が1997年までのプレタポルテのデザインを担当。
1998年S/S
ニコラ・ゲスキエール (Nicolas Ghesquiere)がチーフデザイナーに就任。
2001年
ジャック・ボガート社の手を離れ、グッチ (Gucci)グループ傘下となる。
2005年
モンクレールとのコラボレーションでダウンジャケットなどを発表。
2006年
リステアホールディングスとグッチグループの共同出資会社バレンシアガ・ジャパンを設立。
2008年
グッチグループがリステアホールディングス保有のバレンシアガ・ジャパン株を全て取得し、グッチグループの全額出資会社となる。
オフィシャル
Balenciaga
Copyright ©2009 Gyuut